勘定が「感情」に左右されるという体験は、
誰もがしているのではないでしょうか?
人は好きな会社から、
お気に入りの商品を買いたいのです。
成熟した社会では、
サービスの質や、
企業哲学がモノを言います。
人は、好きか嫌いかで商品やサービスを買うのです。
機能や条件を競う時代から、
人や企業理念に共感していただく時代になっています。
モノが売れない時代の
戦略キーワードは「おもてなし」です。
企業格差とは「お客様の共感」に立脚した
イマジネーションとコミュニケーションの格差なのです。
だから安売り競争などの
未来の無い戦略はできるだけ止めましょう。
お客様の感情を味方につける
高等技術は「おもてなし」です。
技術と書きましたが、根本は想い、真心です。
僕が作った「おもてなしの定義と精神」をご紹介しましょう。
恋人や親にはしてあげられるのに、
お客様に対して、同じことができない人がいます。
まずは、「おもてなし」を定義してみましょう。
【おもてなしの定理その1】
おもてなしとは、
親や子にするように人様を心配し、
心配りをして差し上げることである。
【おもてなしの定理その2】
おもてなしとは、
各人の分野において、
相手の立場・感覚を重視し、
ギブ&ギブの精神で、
「とても気にかけてもらっている」
と相手に心地よく想ってもらうことである。
【おもてなしの定理その3】
おもてなしとは、
相手をもてなすことを通じて、
「人の役に立つ幸せ」を存分に享受することであり、
その「幸せな自分」を200%行使して、
さらに、幸せな人を増やしてゆくことである。
ところで「もてなし」の語源は、
「モノを持って成し遂げる」という意味と、
「表裏なし」という意味にあります。
また、古くから言うところの「もてなし」とは、
瞬時に消えてしまう言葉、表情、仕草を含みながら、
掛け軸、絵、茶器、匂い(御香)などを
総合的にコーディネートすることを指します。
それでは、似たような言葉で、
サービスとホスピタリティーがありますが、
その違いは何でしょうか?
元、「月刊ホテル旅館」編集長にして、
僕が主宰する両想いコンセプトビジネス倶楽部の
メルマガ執筆者である松坂健先生は、
「サービスは状況追随」で
「ホスピタリティーは対人追随」
と分析しています。
サービスは業務であり、
マニュアルで規定された「仕事」。
「いつでも・どこでも・誰もが・誰に対してでも」
という本質を持つ。
ホスピタリティーは、
業務レベルが100%果たされているという前提で、
業務にプラスアルファされたもの。
「この時・この場・この人だけ」
という本質を持つ。
サービスには反復性が必須、
でもホスピタリティは一回性のものとのこと。
当然「おもてなし」はホスピタリティーの領域に入ります。
人は、感情の動物です。
合理的かと思うと、
ときに情緒的行動も多い生き物。
他社より多少金額が高くても、
好きな会社、好きな人から商品を買いたいものです。
その人が、その商品を購入すれば、
あなたにとって、いかに豊かな生活が手に入るかを、
レクチャーしてくれたなら、なおさらです。
勘定<感情
一緒にやりませんか?
両想いコンセプトビジネス倶楽部(RCBC)
https://www.kanpai-kanpai.com/rcbc/
みんなが健やかに暮らせますように(^-^)
松尾公輝
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