■タモリやつんくや秋山康
誤解を恐れずに書きますが、
長く仕事を続けようと思うなら、
スペシャリストを束ねるゼネラリスト
になった方がいいと考えています。
バブル崩壊後、近年まで、
専門学校が流行っていましたし、
現在もまた、資格取得に邁進する人たちが多いようです。
みんな「手に職をつけないと食い扶持が稼げない」
という強迫観念があるように見えます。
資格こそ万能のパスポート
だと信じ込んでいるように見えます。
資格はあった方がいいし、
それをベースに喰えるということも
間違いないでしょうけれども、
同時に、
営業スキルを身に付け、
チームプレイを知らなければ、
ブレイクスルーできません。
僕自身は、資格らしい資格はありませんし、
専門特化した技術もありません。
永く続けてきたことと言えば、「企画営業」です。
顧客の「負」を解決するための、
主にセールスプロモーションに属する支援をしていたわけです。
この仕事、ただ漫然としていては、
将来オジサンになったとき、結局「使えない」
と言われる類になる可能性が高いものかもしれません。
でも、僕は、今のところギリギリセーフかなと。
なぜなら、コンセプトメーカーであり、
クリエイティブ・コンダクター、
共感プロデューサーになったからです。
環境、建築、料理、ホスピタリティー、WEB、メディア、各種制作など
各分野のスペシャリスト、クリエイターとコネクションを持ち、
事業全体はもちろん、
プロジェクト毎、顧客毎のコンセプトメイクやテーマ提示は
自分がメインで行いながら、
最適なスタッフィングをして
最高の仕事を創り上げる立場になっています。
分かりやすく言えば、
僕は「タモリやつんくや秋山康」
のポジショニングを目指しているのです。
タモリさんは、そのとき売れているタレントや
女子アナを日替わりで侍らせて番組の中心に
長年立ち続けてきました。
そしてタモリ自身は「触媒」として、
彼ら彼女たちの魅力を最大限引き出しています。
めまぐるしく浮き沈みする芸能界にあっても、
まさに「不動の地位」を築いています。
時代が変っても、流行が変っても、
タモリは変りません。
いや、老舗と一緒、
不易流行で変り続けているので
変っていることが分からないのでしょう。
つんくさんはどうでしょうか?
彼も、はじめは、数多くいるアーティストの1人でした。
「モーニング娘。」のプロデュースを皮切りに、
そのプロデューサーとしての才能を開花させなければ、
あっという間に世間の記憶から薄れていったかも知れません。
しかし、彼も立ち位置を間違えなかった。
胴元として堂々たる力を持つに至りました。
もちろん秋元康さんも
素晴らしいとしか言いようがないご活躍です。
放送作家としての実績は言うに及ばず、
「川の流れのように」をはじめ、
ポップスからアニメソングまで手掛ける作詞家でもあり
、「AKB48」のプロデュースは、
彼にしかできないと言っても過言とならない離れ業でした。
社会全体に影響を与えるトップヒットメーカーです。
このお三方は、常に最先端であり、
波に乗る達人であり、沈まない太陽です。
僕は、彼らとは比較にもならないまでも、
素晴らしいスペシャリストたちを生かしきる
名コンダクターを極めたいと思っています。
ところで、
妖怪の「ぬらりひょん」はご存知かと想います。
ぬらりひょんは、
火も吐けない。
力もない。
念動力もない。
化けることもできない。
ないないづくしです。
気が付けば、他人の家で、飯を食べているという・・・(笑)
でも、日本の妖怪番付で「トップ」です。
もしかして、ぬらりひょんは、
名プロデューサー、
名監督、
名政治家なのかもしれませんね。
このコラムの趣旨で言えば、
「ゼネラリスト」
です(^-^)
RCBCで待っています。
https://www.kanpai-kanpai.com/rcbc/
みんなが健やかに暮らせますように(^-^)
松尾公輝
Tweet