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「最高の料理を味わうには、お客様の力も必要です」王様のレストランより(仙台コンサルタント販促アドバイザー松尾公輝)

カテゴリー: 人づくり

 

 

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最高の料理を味わうには、お客様の力も必要です

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僕が最高に好きなテレビドラマに

「王様のレストラン」がありました。

 

 

oosamanorestoran

 

 

脚本は三谷幸喜さん(この人はホントすごい)。

 

松本幸四郎演じる伝説のギャルソンはじめ、

レストランで働く個性豊かな登場人物たちの「成長の物語」は、

上質な喜劇としても最高峰ですが、

僕は「人材研修の最高の教科書」だと確信しています。

 

その中で、僕の心に永遠に残るフレーズを、

伝説のギャルソンが語っています。

 

「最高の料理を味わうには、

お客様の力も必要です。

お客様のコンディションが悪ければ、

料理の味は半減します。」

 

お客様のコンディションが悪ければ、おもてなしも空振りします。

 

僕のアドバイス業務の成果も、

お客様のコンディションに左右されます。

 

おたがいさま、おかげさま。

 

商売でも恋愛でも人生でも、

お互いに気をつけたい真実ですよね。

 

だから「相思相愛」でなければならない。

 

そして、また、僕は、このひと言を発するのです。

 

「商売とは、相思相愛と出逢う旅である」 

by松尾公輝

 

 

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人づくり、チームビルディング

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集客だけに邁進しても、実際にお客様が満足し、

リピートや紹介が活性化しなくは意味がありません。

 

利益は経営者が創り、

売上はスタッフが創るものだとすれば、

どんなマーケティングのテクニックも、

お客様と直接触れ合うスタッフの「現場力」が前提です。

(もちろん両輪ですが)

 

人づくり、チームビルディング。

 

多くの会社が「できていない」からこそ、

根気良く挑戦してゆくすべての経営者が、

自らの事業を通じて、

スタッフやお客様の笑顔や笑い声が溢れることを夢見ています。

 

キーワードのひとつは、

 

「あなたの成長を期待し必要としている仲間がいると、

お互いに確信できる職場を創ること」

 

です。

 

 

休日や給与で、充分に社員に報いることができなくても、

明るく、意欲溢れる職場を創ることは可能ですよね!

 

「人は、誰でも、成長したいと願っている」

 

という立場に立てば、

会社がすべきことが見えてきます。

 

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テクニックを行使する前にやらなければならないことをしていただければ、

売上が2倍になったという報告を受けても僕はまったく驚きません。

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今日の論旨は「人づくり」です。

 

それには、王様のレストランが最適の教材のひとつだと想うのです。

 

 

・11年ぶりに復活した伝説のギャルソン(松本幸四郎さん)

・人の良さなら超一流のオーナー(筒井道隆さん)

・田舎に帰ろうかなともの思いのシェフ(山口智子さん)

・誰の役にも立っていなかった不倫のバーマン(鈴木京香さん)

・長い厄年の渦中にいるディレクトール(西原雅彦さん)

・エッチで品のないメートル・ド・テル(小野武彦さん)

・自信も才能もないパティシエ(梶原善さん)

・知識を振りかざし斜に構えるソムリエ(白井晃さん)

・おしゃべりでお調子者のギャルソンコミ(和田一さん)

・あまり冴えないオでぶのスーシェフ(田口浩正さん)

・よく皿を割るプロンシェール(杉本隆吾さん)

・変なフランス人ガルド・マンジュ(ジャッケー・ローロンさん)

 

彼らがいかにして一流のフランス料理店を創造してゆくのか?

 

その「人間としての成長、奇跡の物語」が本ドラマなのです。

 

「王様のレストラン」が優れた人材教育の教材だということを裏付けるように、

『「王様のレストラン」の経営学入門』という書籍も出版されていました。

 

これは、甲南大学の川村尚也先生が著されたものですが、

いくつか抜粋してみましょう。

(かなり松尾の言い回しになっているものも多数あります(^_^;))

 

以下のひとつひとつを、

できればドラマDVDを購入して照らし合わせながら、

ひとつずつ、

パートナーやスタッフと話し合う機会を持っていただければ、

きっと何かが変わり始めます。

 

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「あなたは自分のことしか知らない。私は100人のシェフを知っています」

 

王様のレストランは、

リアリティーあるファンタジーとして学びの宝庫である。。。と、僕も想います。

 

★昔は人生には「定番」というものがあったが、今の時代、

自分が何者で、何ができて、どう生きたらいいか分かりにくい。

 

★とりあえず今いる場所で、今の仲間と一緒にいいチームを創って、

目の前の仕事に一所懸命に打ち込んでみたらどうだろう。

 

★チームの目標はただひとつ。「メンバーの成長」である。

高い目標や壮大なビジョンはいらない。

 

★業績は副産物。何よりも個々の個性や未来をクリエイトする。

はじめから優秀なメンバーも、強力なリーダーもいらない。

 

★「自分たちはお客様に食事を楽しんでもらうために

血の滲むような努力をするが、

お客様はそれにまったく気がつくことなく食事を楽しむ。

それがレストランだ。」

 

★「たとえ一流と言われる店でも、

オーナーに人を思う心の優しさがない限り、

この店は三流以下だ。」

 

★「一流にもいろいろあると思うのね。店の作りとか、

料理がとか。この店は人間が一流。

オーナーは人の良さでは超一流だし

メンバーも団結することにかけては一流。

だから、この店はとっくに一流。」

 

★仕事とは、ただお金を稼ぐための手段ではなく、

有意義な人生を送るための「学習と成長の手段」。

 

★信じる者は救われる=王様のレストラン第一定理

人は誰でも成長したい=王様のレストラン第二定理

 

★本当のプロとは、永遠に成長し続けるアマチュアである。

初心とは自然体。毎日が初舞台。

 

★リーダー待望論とは

「自分が何もしないことへの言い訳と責任逃れ」がたくさん混じっている。

 

★教える側は

「やって見せ、言って聞かせて、やらせてみ、褒めてやらねば人は動かじ」、

教わる側は

「見て、聞いて、やってみて、うまくいったら素直に喜べば、

ヤル気は自然に湧いてくる」。

 

★他人と同じことを、よりうまくやろうとする競走を続けていると、

人はだんだんくたびれてきて、

何のために働いているか分からなくなる。

こうした競走を「同質化競走」と呼び、再考したい。

 

★同質化競走に勝ち残るための「ストロングチーム」より、

今までどこにもなかった独創的な「クリエイティブチーム」を創ろう。

 

★スペシャリストよりゼネラリスト。

専門バカより多能工。

みんなで仕事をカバーし合えるチーム。

 

★各分野のトッププロによるクールな仕事師集団を目指すより、

「とにかくみんなでやってみる」

自己組織化クリエイティブチームの方が強いが、

それには人の成長が必要であり時間はかかる。

 

 

★仕事を通じた学習と成長を目的とした人が成長するチーム理論。

(1)「どんな人でも、心のどこかに、成長したいとい

う前向きな気持ちを持っている」と思い込んで、

 

(2)「とにかく、みんなでやってみよう」と、仲間と一緒に、

目の前の仕事に一所懸命打ち込んでいくうちに、

 

(3)知識と能力を身につけ、それによって本当の自信と誇りを持ち、

共に働く仲間を心から信頼して、一緒にもっと難しい仕事に挑戦し、

それを通じてまた新しい知識を身につけ、能力を高めてゆく。

 

 

★1960年代、アメリカのダグラスマクレガーという

応用心理学者の理論「XYモデル」

 

・【Xモデル】

人間は基本的に怠け者で、仕事が嫌いだし馬鹿だから、人から強制的に命令されないと仕事はしないし、実はそうされることを内心望んでいる。

 

・【Yモデル】

人間は基本的に働き者で、仕事が好きだし自分で考える力もあるから、言われなくても自分で喜んで仕事をするものだ。実は、経営者と労働者の意識が「同じなら」どちらでもいい。

 

★成長とは、自分を高めて、他人の役に立って褒められることで、

自分を知り、創ってゆくこと。

 

★「学習」とは、働く人々の仲間に加わって、

彼らと一緒に世の中の役に立つ何か具体的な「仕事」をしながら、

初心者から中堅、ベテラン、名人へと少しずつ腕を上げ、

仲間から頼りにされる「何者か」になってゆくこと。

 

★仕事とは、お金を稼ぐためだけにするものじゃない。

あなたが人の役に立つ、成長するための一番の近道は、

今あなたの周りにいる人たちと一緒に、

その人たちの役に立つように一所懸命働くこと。

あなたのすべき仕事、周りの人たちが

あなたに期待している役割をしっかり果たすこと。

 

★これまで古臭くて無駄が多いと言われてきた伝統的

「徒弟制」をもう一度見直すことである。OJTもそれに近い。

 

★オン・ザ・ジョブ・トレーニングをより進めて

オン・ザ・チャンス・トレーニングを実施してゆく。

 

★一流の店は一流の客を育て、

一流の客は一流の店を育てる。

一流のレストランをつくるには、

一流のオーナーとギャルソン、シェフが必要であり、

そして一流の客が欠かせない。

 

「最高の料理を味わうには、お客様の力も必要です。

お客様のコンディションが悪ければ、料理の味は半減します。」

 

★「僕は今のメンバーでやっていきたい。

他の人を雇ってそれで店が評判になってもなんの意味もない。

そこまでしなくちゃならないんだったら、一流になんかならなくていい。」

 

★「僕の心のどこかにあった父の姿。

今まで僕の支えになっていたそれは実は、あなただった。

僕はもう一度、あの頃のあなたが見たい。」

 

★「僕はあなたがいたからここまでやってこれた。

心の支えだった。辞めないで欲しい。」

 

★「僕は一人っ子だと思っていたから、

ずっと兄弟が、それも兄さんが欲しかった。

僕は義兄さんが好きです。辞めるなんて言わないで欲しい。

せっかく会えたんだから、せっかく一緒に働けるんだから。」

 

 

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ふぅ、書き出しました~。

 

ラストのみっつはオーナー役の筒井道隆君の

「人を口説く名台詞」ですが、

純粋さ、情熱、そんな泥臭いものが、

時として必要であることを再認識させられますよ。

 

僕も実践の伴わない精神論は大嫌いですが、

実践の伴う泥臭さとは、

実に「意外なほど」「想像以上に」大切だったりします。

 

最後に・・・、

僕が支援先のお客様によく言う台詞のひとつをご紹介しましょう。

(理想論に聞こえるかもしれませんが・・・)

 

「スタッフの気持ちがひとつになれば、

売上が2倍になったという報告を受けても僕は驚きません」

 

というもの。

 

人づくり、チームビルディング。

 

多くの会社が「できていない」からこそ、

根気良く挑戦してゆく価値があります。

 

すべての経営者が、自らの事業を通じて、

スタッフやお客様の笑顔や笑い声が溢れることを

夢見ていると痛感しています。

 

キーワードのひとつは、

 

「あなたの成長を期待し必要としている仲間がいると、

お互いに確信できる職場を創ること」

 

です。

 

休日や給与で、充分に社員に報いることができなくても、

明るく、意欲溢れる職場を創ることは可能ですよね!

 

「人なんて変われないから、採用がすべてだ」と諦める前に、

「人は、誰でも、成長したいと願っている」という立場に立てば、

会社がすべきことが見えてきます。

 

僕も勉強と実践の日々ですが、

人の役に立つことが幸せの正体だと確信しております。

 

 

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ベル・エキップは、「良き友」と訳します。

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「王様のレストラン」はDVDが出ています。

アマゾンのレビューにも、第1話放映後、他局のドラマ関係者が

「シナリオ、演出、俳優、すべてが完璧」

と白旗を揚げたというエピソードも残る、まさしく伝説のTVドラマです。

 

全11話ですが、1日1話でも、1週間に1話でもいいから

パートナーと、あるいはスタッフみんなで、笑いながら観賞し、

意見交換するといいと想います。

 

絶対に、チーム力が上がります。

(もし、うまく行かないようなら、僕を呼んでください(^^)!)

 

レストランの名は「ベル・エキップ」「良き友」と訳します。

 

 

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両想いコンセプトビジネス倶楽部でも、

人づくり、研究と実践を繰り返しています(^-^)

 

https://www.kanpai-kanpai.com/rcbc/

 

 

 

みんなが健やかに暮らせますように(^-^)

 

松尾公輝

 

 

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